高すぎる査定価格に潜むワナ

査定依頼から数日後、各社からの査定書が出揃いました。
その中で他社に比べて明らかに査定価格が高い会社があるとします。
それを見てあなたはどう思いますか?



① 我が家を高く査定(評価)したこの会社は見る目がある。
② 何かおかしい。高く付けたのは理由があるはずだ。


①と回答された方は、かなりのお人好しなのかも知れないですね…
②と回答された方は「正解」です。

他社よりも高い査定価格を付けた理由、それは、
■ 机上査定の場合 ? 訪問査定の約束を取りつけること。
■ 訪問査定の場合 ? 媒介契約を取得すること。
ということです。

確かに、自分の家を高く評価してくれることは嬉しいですし、それくらいの価値は
あるはずだと思いたいですよね。
しかし、前回もお伝えしましたが、「宅建業者が不動産価格について意見を述べるときは、
その根拠を明らかにしなければならない」という決まりがあります。(宅建業法)

ルールを無視(というか逸脱)してでも、「高いコストをかけて獲得したお客様なのだから、
何としても媒介契約を取りたい!」と考える会社(あるいは担当者)があるのも事実です。

実際に当社のお客様の中でも、高い査定価格に飛びついて任せてみたものの、売れずに価格
を何度か下げ、最終的には相場よりも低い価格で売らざるを得なかったという方もいます。

そのような轍を踏まないためにも、査定価格に一喜一憂せず、その根拠をきちんと確認する
ことが肝要です。
できれば、お客様自身でも大まかな相場でもいいので把握することもお勧めします。
簡易的なやり方としては、条件(立地・広さ・築年数など)の近い物件を、アットホームや
やホームズなどから抽出して比較してみることです。

もう少し細かく把握したい場合は、当社特製『超簡単!不動産査定ガイド』を差し上げます
ので、そちらをご確認下さい。

それでは今回のおさらいです。

■ 高すぎる査定価格に騙されないために ■
① 査定価格=売れる価格ではありません。
「市況がいいので高い査定価格が出ました」とか「今なら競合がなく、希少性が高いので
この価格でも売れます」、「建物の状態がいいのでこれくらいで売れると思います」などと
理由を付けますが、本音は他社に先駆けて媒介契約を取りたいということに尽きます。
うまい話には必ずウラがあるものです。

② 自分でもウラを取りましょう。
正確な査定は難しいとしても、大体の相場を知るためにも自己査定をしてみましょう。
簡易的なやり方として、不動産ポータルサイト(アットホーム、ホームズ、スーモなど)で自身
の不動産と条件(立地、築年数、広さなど)の近いものをピックアップしてみて、その価格帯と
乖離していないか?、確認してみましょう。

もっと詳しく調べてみたいという方は、当社特製『超簡単!不動産査定ガイド』を差し上げます。
問い合わせメールまたはお電話にて「不動産査定ガイド 希望」とお伝え下さい。


次回は、【もう一度、売却するための理由をはっきりさせましょう!】についてお伝え致します。


当社は「北区不動産」専門です。
北区の不動産売却でお困りの方は当社までご連絡下さい。
他社の査定価格を確認したいという方には「セカンドオピニオン」サービスもやっておりますので、
お気軽にお問い合わせください。
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2021年3月6日