買取価格と買取保証価格ってどう違うの?

今回は、「買取価格と買取保証価格ってどう違うの?」についてお伝えしていきます。

査定を依頼すると、どこの査定書にも3~4つの価格が並んでいます。
例えば、以下のようなものです。
①査定価格 :周辺事例などから機械的に導き出した価格
②(当初)売出価格 :①をベースにして、値引き交渉なども視野に入れた売出推奨価格
③買取価格 :査定会社もしくは協力会社が買取る場合の価格
④買取(売却)保証価格:数か月販売活動をしても売れなかった場合に、買取ることを保証する価格
⑤チャレンジ価格 :時間をかけて売る場合などで、相場よりもかなり高い価格

分かりにくいのは、「③買取価格」と「④買取保証価格」の違いですよね。
こちらについて説明いたしましょう。



1. 買取価格とは・・・
買取価格とは、すぐに現金で買い取ってくれる場合の価格になります。
買取を希望されるケースとしては、相続したが住まないのですぐに現金化したいとか、
離婚による財産分与、資金難でまとまった現金が必要になった、などが考えられます。

築古のマンションや戸建ての場合が多いですが、買取会社はフルリフォームして転売す
るか、更地にして新築を建てることが多いです。

買取の場合のメリットとデメリットに以下の通りです。
〇メリット
1)早ければ、1週間程度で現金化できる。
2)仲介手数料が不要になる。(ケースがほとんど)
3)売主の契約不適合責任(瑕疵担保責任)を負わない。(とするケースがほとんど)
×デメリット
・通常売却するよりも買取価格は安くなる。


2. 買取(売却)保証価格とは・・・
こちらは大手業者さんなどでよく見られます。
一定期間(3か月程度)販売しても売れなかった場合、「この価格で買取ることを
保証します」というものです。
お客様から見ると、最低でもこの価格では買い取ってもらえるという安心感がある
と思いますが、多くの場合、【買取価格の90%】程度で設定されています。
つまり、買い取ってもリスクのない価格と言えるでしょう。

こちらもメリットとデメリットを比較してみましょう。
〇メリット
1)最低売却価格が分かるので資金計画がしやすい。
2)仲介手数料が不要になるケースも。
3)売主の契約不適合責任(瑕疵担保責任)を負わない。(とするケースも)
×デメリット
1)買取価格の90%程度のケースが多い。
(買取価格よりも安くなるケースも)
2)販売期間中、価格見直しが決められることが多い。

買取保証価格は、買取価格よりも安くなるケースが殆どです。
実際にこれを使うお客様は殆どいないのではないかと思います。

専任媒介を取得するためのサービスの一つとも言えますが、お客様に安心感を与える
ことができるという意味では、効果があるのかもしれません。

それではおさらいです。

■買取価格と買取保証価格の違い■
①買取価格について
「買取価格」は、“すぐに現金が欲しい人”向けで、相場より安い価格になりがちです。
お客様によっては、「すぐに現金が欲しい」という方もいますので、買取りという
選択肢も必要だと思います。
しかし、急いで売る必要がないのに、買取りを進めてくる場合は注意が必要です。
業者の立場からすると、買取りの方が手間もかからず楽ですし、買取業者からその物件
の専任媒介を取れる場合もあります(“専任返し”と言います)ので、一石二鳥なのです。
このような提案には気を付けましょう。

但し、例外的に買取りをお勧めするのは以下のようなケースです。
1)規模が大きくて一般のお客様では購入できないと思われる土地
(建売り住宅やアパート向きの土地)
2)再建築不可や借地・底地など、流動性の低い不動産
一般のお客様が手を出しづらいような不動産や、長期間販売してもなかなか売れない場合
などは買取りを検討してもいいのではないでしょうか。

②「買取(売却)保証価格」について
お客様に安心感を与えますが、決して魅力的とは言えません。
買換えの場合、資金計画を確定させたいでしょうから、この提案に惹かれるかもしれません。
しかし、業者も商売ですので、買取っても“損をしない”価格設定にしています。
お客様から見ると決して魅力的なものとは言えません。

売却で失敗しないためにも、本当に魅力的なサービスとは何なのか、見極める必要が
あると思います。



次回は、「媒介契約のそれぞれの特徴を知りましょう!」をお送りします。


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2021年4月3日