放置空き家抑止の法改正案固まる

（日経新聞 23/03/04記事より）



以前にもお伝えしましたが、放置空き家を抑制し、活用を促すための関連法案の
改正案が閣議決定され、今国会中での成立を目指すことになりました。

全国の空き家は約849万戸（2018年度）あり、このうち賃貸等の居住目的のない
空き家は約349万戸となっており、今後も相続などにより増え続けることが予想
されています。政府としては、居住も活用も売却もされない放置された空き家は
「増税」で発生を抑制し、活用・売却を促す方向に舵を切るようです。

増税対象となる「管理不全空き家」としては、【壁に亀裂】や【窓の一部が破損】
している戸建てなどが想定されていますが、この基準ですとかなりの数が対象と
なる可能性があります。認定されると固定資産税は約４倍となりますので、所有
者には重い負担となりそうです。

相続後も、『当面はそのまま』と放置している方も多いですが、「管理不全空き家」
に認定される可能性のある場合は早急な検討が必要のようです。



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