住宅着工戸数 資源高が冷やす

住宅着工戸数が10年ぶりの低水準
長引く資源高・人件費高騰に加えて、用地不足や住宅数過剰なども影響



３ヵ月平均の住宅着工戸数が前年同期比でマイナス7.7％となり、リーマンショックや
東日本大震災後の2011年12月に並ぶ低水準となったとのことです。

理由としては、建築資材や人件費の高騰などにより住宅価格が上昇したことで購入者層
の需要が縮小したことや、用地特にマンション用地不足や人口減少・“家余り”などの構
造的な要因が指摘されています。

来年には省エネ基準がさらに厳しくなるなどの影響もあり、建築費が当面の間下がる要素
はないですし、人件費も時間外労働を規制する「2024年問題」などで今後も上昇するとの
懸念の声も上がっています。

周りの戸建業者さんに話を聞いても、建築費は2～3年前に比べて5～6割は上昇していると
の事で、建売販売のメリット（利益）が少ないため、土地のみで販売するケースも増えて
いるとのことでした。

住宅販売は家具家電販売への波及効果なども大きいため、住宅着工が減少することによる
景気全体への影響も心配されます。


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