空き家30年で倍増の900万戸に

空き家30年で倍増の900万戸に

■2038年には3軒に1軒。所有者不明土地は北海道の面積に匹敵。
■根底には相続問題。国も放置空き家を減らすための対策を加速。


2023年時点での空き家数が900万戸に達したとのことです。
1993年が447万戸でしたのでこの30年で倍増したことになります。

空き家や所有者不明土地の問題は年々深刻化していますが、何の対策も
しなければ2038年には3軒に1軒が空き家になると予想されています。
空き家の殆どは相続に起因するもので、国も色々と対策を講じています。
例えば、以下のようなものがあります。
1）改正空き家特別措置法（空き家の増加の抑制）
2）相続登記義務化（所有者不明土地の解消）
3）相続土地国庫帰属制度（不要土地を国有化）
4）空き家の3000万円特別控除（相続した空き家の解消）
5）不動産登記名義人の住所等の変更登記義務化（2026年予定）

少子化は今後も加速することから、「使わない」「要らない」不動産を相続
するケースは今後も増えると見込まれます。
所有者一人ひとりが問題意識を持って早めに対策を講じていくことが大切
になりますね。


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